籾殻シリカコーティング

撥水性とは、水を弾く性質の事です。籾殻シリカコーティング剤は、撥水性能に優れる超撥水材で耐久撥水効果も高く、一度の使用で長期間の効果が期待出来ます。また、独自開発による製造コスト削減より、他にない廉価な撥水材です。さらに、籾殻を原料としており無毒・無臭で環境にはとても優しいので生態系への悪影響はありません。

超撥水とは:高度な撥水性によって面に対して150°を越える接触角で水滴が接する現象のこと。

 

上記図のAは水滴が接触する角度が150 °を越えるので超撥水です。Bは150°を越えない100°なので普通の撥水です。Cは水をはじかない親水性ため撥水性はありません。籾殻シリカコーティング剤は超撥水です。

 

籾殻灰

もみ殻は日本全土で毎年200万㌧排出されていますが、その利用方法が限られており、厄介者扱いにされてきました。これまで、排水の暗渠としての利用や、家畜小屋の敷料などとして使われて来ました。しかし、どれもがもみ殻の安定的な仕向け先ではありませんでした。

一方、もみ殻には1kg当たり約3,000kcalの熱量があるために、エネルギー利用としても試みられて来ました。しかし、クリンカーの生成や大量の焼却灰が排出されるため燃焼による熱利用方法は現在も進んでいない状況のようです。この主な要因はもみ殻の中に20%程度含まれているシリカ(Si02)成分であることが分かっています。

もみ殻の利用方法として農研機構・大学などの研究機関の資料に依れば、シリカ灰をそのまま圃場に投入して利用する事が、稲の健全な生長に欠かせないシリカを採取出来、かつ自然農法にも繋がると同時に安全・安心な米生産が出来ると公表されています。

また シリカ灰を光合成細菌液にブレンドすることで、レベルの高い土壌改良材や肥料・飼料に利用することもできます。さらに、シリカ灰に撥水性を加え、油性塗料に少量ブレンドするだけで、強力な超撥水性の塗装剤が誕生し、抜群の効果が期待出来るのです。これは建築物等の保全に有効に作用するので、耐久性は20年前後に伸長します。

籾殻シリカコーティング剤は、籾殻シリカが有する機能とガラスコーティング剤とをミックスしたバイオマス由来のガラスコーティング剤です。

籾殻シリカコーティング剤の使用例

20年以上放っておいたスクーターに籾殻シリカコーティング剤を塗布してみました。

籾殻シリカコーティング剤塗布前
籾殻シリカコーテイング剤塗布後

まるで新車のようになりました。

塗布した箇所とそうでない箇所が一目瞭然です。

籾殻シリカコーティング剤の適用塗布箇所

籾殻を原料としたコーティング剤です。籾殻にはシリカ成分が多く含まれており、このシリカ成分を使用したコーティング剤は次のような特徴を有しています。

1.籾殻シリカ灰添加剤は防水と撥水を兼ねた塗料の添加剤で、塗装の内部に水を浸透させない機能があり、カビの発生を防止する。
2.コンクリートの内部に入っている鉄筋に水が浸透しないので、錆防止になる。
3. 塗布面の塗料の色は選択出来るので、好みの塗料にブレンドして塗れる。
4.もみ殻シリカ灰の微粉体を、油性塗料の3 %程度添加し、よく撹拌して塗布すると、乾燥後
塗布面がガラス化して、撥水効果が長期にわたり持続する。
5.市販品の撥水性塗料との違いは、籾殻シリカ灰添加剤が固体であるため、紫外線の影響を受けにくい。

撥水性シリカ灰=籾殻シリカコーティング剤

岡山県瀬戸内市内の小学校

毎年排出される籾殻を、万遍なく活かす方法として籾殻灰は、とても有効な方法です。こういった取り組みにご興味と感心ある方は、ご連絡下さい。

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